種別 | 論文 |
主題 | フライアッシュの品質の違いが高流動コンクリートの流動性に及ぽす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 高山俊一(九州共立大学) |
連名者1 | 出光隆(九州工業大学) |
連名者2 | 山崎竹博(九州工業大学) |
連名者3 | 畑元浩樹(九州電力) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 107 |
末尾ページ | 112 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき わが国のエネルギー源として石炭の占める率は高く、今後ともその状況は継続して行くようである。しかしながら、埋立地などの規制が厳しくなった今、その燃焼後に排出される石炭灰の処理には、一段と困難を伴うものと予想される。筆者らは、火力発電所から排出される石炭灰のうち、電気集塵機で収集されたフライアッシュ(EP灰)の有効利用に関する研究を実施している。 本研究では海外炭の燃焼で生じる比較的低品質のフライアッシュと国内炭フライアッシュを用いて、それらの高流動コンクリートへの適用を検討し、両者の品質の違いがコンクリートに及ばす影響について比較検討を行った。 5.まとめ 本研究で得られた結果をまとめると次のようになる。 1)比較的低品質の海外炭フライアッシュを用いてもC+F=550kg/m3、F/(C+F)=50%、S/a=45%、W=175〜180kg/m3の配合で高流動コンクリートを得ることができるものと考える。ただし、単位水量の変化によって流動性は敏感に変動するようである。 2)粒形の良い国内炭フライアッシュでは単位水量140〜150kg/m3(他は同し条件)で高流動コンクリートを得ることができる。したがって、海外炭フライアッシュの場合は国内炭フライアッシュより単位水量を約30kg/m3大きくしなければならない。 3)フライアッシュ混合比を高くすることにより、200kgf/cm2程度の低強度の高流動コンクリートを得ることができる。 4)B型粘度計を用いて高流動コンクリート用モルタルとみなしえるモルタルのコンシステンシーの範囲を定めることができた。本研究で用いた海外炭フライアッシュ用いる場合、粘度5〜20Pa・s、降伏値3〜5Paの範囲のモルタルがそれに相当する。 |
PDFファイル名 | 016-01-1015.pdf |