種別 論文
主題 高流動コンクリートのフレッシュ性状に関する基礎的研究
副題
筆頭著者 浅井洋(住友建設)
連名者1 藤田学(住友建設)
連名者2 永元直樹(住友建設)
連名者3 西本好克(住友建設)
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 119
末尾ページ 124
年度 1994
要旨 1.はじめに
 近年、施工不良による欠陥の低減、省力化施工、施工環境の改善が叫ばれており、締固めが不要でかつ高強度、高耐久性を有する高性能コンクリートが研究されている。これら高性能コンクリートの配合は、構成するセメント、骨材、および混和材料によって多種多様である。また、対象とする構造物によっても要求される性能は異なる。
 本研究では、高性能コンクリートが有する性能の中でも特に流動性に着目し、普通ポルトランドセメントに高性能AE減水剤を用いてスランプフロー60±5cmとした高流動コンクリートについて各種評価試験を行った。さらに、混和材に高炉スラグ微粉末を用いたものと無混入のものについて比較検討した。
4.まとめ
 普通ポルトランドセメントを用い、高性能AE減水剤によりスランプフローを60±5cmとした高流動コンクリートのフレッシュ性状について4種頚の評価方法を組み合わせて実験を行った。その結果、本実験の範囲内で以下のことが明かとなった。
(1)鉄筋メッシュ通過率は粗骨材量が減少すれば通過率は良好であるが、水粉体比や単位ペースト容積によっては通過率が低下する場合がある。
(2)Vロート流下時間は細骨材容積比や水粉体比の影響を受け、スラグで置き扱えるとその影響は小さくなる。
(3)L型フロー流動距離と時間の関係は水粉体比の影響を受ける。指数関数で回帰した結果、スラグで置き換えたものはセメント単体に比へその影響は顕著である。
 本試験結果は同一材料を用い、20℃、スランプフロー60±5cmの条件下においる結果であり、使用材料等の試験条件が変化すればこれらの評価も異なるものと思われる。このため、使用材料やコンクリート温度を変化させて実験を継続中である。
PDFファイル名 016-01-1017.pdf


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