種別 | 論文 |
主題 | 高流動コンクリートの分離抵抗性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 堂園昭人(日本セメント) |
連名者1 | 遠藤秀紀(日本セメント) |
連名者2 | 藤原浩巳(日本セメント) |
連名者3 | 下山善秀(日本セメント) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 147 |
末尾ページ | 152 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 高流動コンクリートは、フレッシュ時の充填性が高く、打込み時の締固め作業を不要とするコンクリートとして広く研究されるようになり、その実施工例も多く報告されるようになってきた。しかし、この種のコンクリートの性能上重要と考えられる、流動時の粗骨材とモルタルの分離現象に関する研究例は少ない。コンクリートの流動時における粗骨材とモルタルの分離現象は、粗骨材の沈降現象と、鉄筋等の障害物が粗骨材の流動を妨げることによって起こるモルタルの先送り現象によるものと考えられる。本研究はその内、モルタルの先送り現象についてモデル型枠を用いて実験を行なうとともに、このような分離現象を、粗骨材とモルタルの相対的な流動速度差によって生じるとしたモデル化を試み、その適用性について検討を行なったものである。 4.結論 高流動コンクリートが型枠内を流動する際に生じるモルタルの先送りによる粗骨材とモルタルの分離現象について検討した。その結果、今回の実験の範囲内であれば、この様な分離現象は粗骨材とモルタルの流動速度の違いにより発生し、この速度差は粗骨材が鉄筋により流動が阻害されるために起こるとしたモデルである程度説明できることが分かった。 |
PDFファイル名 | 016-01-1022.pdf |