種別 | 論文 |
主題 | 高性能地下連続壁のコンクリート配合に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 坂田昇(鹿島建設) |
連名者1 | 田沢雄二郎(鹿島建設) |
連名者2 | 大友忠典(鹿島建設) |
連名者3 | 頼戸謙一郎(鹿島建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 213 |
末尾ページ | 218 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 最近、地下空間の有効利用が盛んに行われる中、地下連続壁のコンクリートに、より高い品質が要求されつつある。具体的には、構造物の多様化や高度化に伴い、また、経済性から部材寸法をより小さくすることが望まれることに伴い、設計基準強度600〜800kgf/cm2程度の高強度が要求されている。また、コストダウンや工期短縮のために、今後さらに地下連続壁を本体に利用されることが予想されることから、安定液中に打込んだコンクリートが気中でバイブレータによって締固めたコンクリートと同程度の均等質のコンクリートとなることが要求されている。これらのことを踏まえて、高強度で充填性が高い高性能地下連続壁のコンクリートの配合について、室内試験によって実験的に検討したので、その結果について報告する。 8.まとめ 以上の結果より、セメントに高ビーライト系ポルトランドセメントを用い、水セメント比を30%程度とすることによって、マス養生下においても材齢91日で圧縮強度1000kgf/cm2が得られ、充填性の観点からも水セメント比を30%以下(単位徽粉末量550kg/m3以上)とすることが望ましいことが分った。また、特殊増粘剤を適量添加することによって、コンクリートの充填性が向上するとともに、特殊増粘剤の添加量によってスランプフローの安定する値があることが分った。さらに、特殊増粘剤を添加することによって水中不分離牲が向上する結果となった。 |
PDFファイル名 | 016-01-1033.pdf |