種別 | 論文 |
主題 | シリカフュームを用いた超高強度コンクリートの長期性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 牧野真之(前田建設工業) |
連名者1 | 岸谷孝一(日本大学) |
連名者2 | 江口清(前田建設工業) |
連名者3 | 岸本均(前田建設工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 261 |
末尾ページ | 266 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 一般にシリカフュームをコンクリート中に適切に用いると作業性の改善および強度の増進等の効果があるといわれ、近年、シリカフュームを用いた超高強度コンクリートの研究が活発に行われ、フレッシュコンクリートの性状および力学的性状等について、数多くの報告かなされている。しかし、シリカフュームを用いた超高強度コンクリートの耐久性に関する研究は未だ十分とはいえず、その混和効果も明確でなく、また、その評価にもばらつきかあるのか現状である。 そこで筆者らは、それらをより明確にすることを目的とし、シリカフュームを用いた超高強度コンクリートの実用化を目指した研究の一環として、耐久性について検討した。 4.まとめ 本実験より得られた知見を以下に示す。 1)超高強度コンクリートの圧縮強度は材齢28日以後でCSF混和率5%の増加に対し、10%程度増加し、また、材齢28日において空気量1%の増加に対しては、3%程度低下する。 2)超高強度コンクリートの乾燥収縮は、CSF混和率および空気量の影響を受けにくく、かつ、その収縮量は水結合材比55%の普通コンクリートに比べて小さい。 3)超高強度コンクリートは、水結合材比が低いため組織が緻密になり、中性化の進行は極めて遅く、かつ、CSFの有無による差はない。 4)CSFを混和した超高強度コンクリートの凍結融解による劣化性状は通常のそれとは異なる。 5)CSFを混和した超高強度コンクリートの凍結融解抵抗性は、空気量が4.9%以上であれば300サイクルで健全な状態を保ち、JASS 5「高耐久性コンクリート」の品質目標値を満足する。 |
PDFファイル名 | 016-01-1041.pdf |