種別 | 論文 |
主題 | 砕砂の表面形状がフレッシュコンクリートの諸性状に及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 池田正志(群馬大学) |
連名者1 | 大河原行省(ナカヤ実業) |
連名者2 | 辻幸和(群馬大学) |
連名者3 | 田澤栄一(広島大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 325 |
末尾ページ | 328 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 今後、細骨材は砕秒への依存度が大きくなってくることを鑑みて、砕秒を細骨材として全量用いることを目指して、すでに砕秒の表面形状を改質処理する製造システムを提案した。本文では、このシステムで製造した高品質砕秒と改質処理を行わず粗粒率を高品質砕砂とほぼ等しくなるように粒度のみを調整した砕砂を、それぞれ細骨材として全量用いたコンクリートのスランプ、ブリーデイングおよび空気量等について相互に比較し、砕砂の表面形状の及ぼす影響を報告するものである。 6.結論 砕砂の角ばり等の表面形状がフレッシュコンクリートの性状に及ぼす影響を検討するため、表面形状を改善した砕秒を製造し、これを細骨材に全量用いたコンクリートについて主として実験した結果を報告した。本研究で得られた事項をまとめると、次の通りである。 1)砕砂の表面形状を改善すると、コンクリートのスランプ値は、川砂を用いた場合と同じ程度まで増加する。 2)表面形状の改善によりコンクリートのブリーデイング率は増加したが、これはスランプ値が増加したことにより起因するもので、砕秒の表面形状の改質処理により特にブリーデイングが著しくなるということはなかった。 3)砕砂の表面形状が改善されることにより、吸水率と粗粒率は小さくなる。実積率は一般に増加するが、改質処理作業において微粒分が多く洗い流された場合には、実積率が小さくなることもある。 |
PDFファイル名 | 016-01-1052.pdf |