種別 | 論文 |
主題 | 個別要素法を用いたフレッシュコンクリートの流動シミュレーション |
副題 | |
筆頭著者 | 鍋田克己(防衛施設庁) |
連名者1 | 町田篤彦(埼玉大学) |
連名者2 | 岩下和義(埼玉大学) |
連名者3 | 佐々木尊廣(間組) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 479 |
末尾ページ | 484 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 近年、コンクリート構造物の大型化や高層化が進み、コンクリート現場作業者の不足や高齢化が顕在化しているため、コンクリート工事の省力化や合理化が求められている。その様な中にあって、高流動コンクリートは施工改善技術として大きな期待を持たれているが、その流動性状は理論的に十分に解明されるには至っていない。フレッシュコンクリートの物性を捕らえ、流動シミュレーションを行うことはコンクリート工事の省力化のための技術開発において、重要な位置を占めるものと考えられる。 本研究では、個別要素法(Distinct Element Method)を用いてフレッシュコンクリートの流動シミュレーションを行い、粘塑性流体としての高流動コンクリートの流動解析を試みたものである。 5.まとめ 本研究では、個別要素法を用いたフレッシュコンクリートの解析手法の基本原理と解析結果を示した。数種類のシミュレーション結果から以下のことが言える。 (1)ダッシュポット定数の影響は、最終状態にはほとんどみられず、変形速度と関係する。 (2)要素間摩擦定数、バネの引張り許容百分率は共にスランプフローと直線的な関係があり、変形の最終状態を考える上で重要な指標となる。 (3)これらの結果をもとにすれば、型枠内を流動する場合のような、さらに複雑な流動状態のシミュレーションが可能と考えられる。 |
PDFファイル名 | 016-01-1078.pdf |