種別 論文
主題 鋼繊維補強コンクリートの工学的特性に関する実験的研究
副題
筆頭著者 金武漢(忠南大学校)
連名者1 洪悦郎(関東学院大学)
連名者2 鎌田英治(北海道大学)
連名者3 金振晩(忠南大学校大学院)
連名者4
連名者5
キーワード
16
1
先頭ページ 525
末尾ページ 530
年度 1994
要旨 1.はじめに
 本研究はスチールファイバをコンクリートマトリックス内に均一に分散させた鋼繊維補強コンクリート(SFRC)の工学的特性に関する実験的研究で、鋼繊維長さ及び混和材料が鋼繊維補強コンクリートの施工性及び力学的特性に及ぼす影響を検討した後、鋼繊維補強コンクリートの流動化性能改善及び高強度化のために高性能減水剤、シリカフュム及びフライアッシュ等の混和材料を混入して鋼繊維補強コンクリートの作業性及び施工性と力学的特性を向上させて、鋼繊維補強コンクリートの現場適用可能性を実験的に比較・検討したものである。
4.まとめ
 シリカフュム及びフライアッシュを混入した鋼繊維補強コンクリートの施工性と圧縮強度性状なとの力学的特性を混和材種類及び鋼繊維長さなど実験要因と水準別に比較・分析した結果を要約すればつぎのようである。
1)シリカフュム及びフライアツシュを混入したコンクリートではプレーンコンクリートと同一水準のコンシステンシをえるための高性能減水剤の量が増加されるが、鋼繊維補強シリカフュムコンクリートでは高性能減水剤を適切に使用して施工性が優秀なコンクリートの製作が可能である。
2)鋼繊維の使用はコンクリートの靭性を増進させ、鋼繊維の長さが長いほど流動性は低下するが圧縮強度は同等な水準を維持し、脆度係数の減少を見せ鋼繊維の長さはコンクリートの引張強度及び勒性増進に有利な因子であると思われる。またシリカフュムは鋼繊維補強コンクリートの流動性及び力学的特性を改善されることに表れた。
3)本実験結果によると弾性係数値は各種基準に比べ低い水準を見せており、超音波速度で圧縮強度を推定する時には鋼繊維の混入による補正値を設定すべきであると思われ、非破壊試験値中に反発度が圧縮強度の推定時の精度が高く表れている。
PDFファイル名 016-01-1086.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る