種別 | 論文 |
主題 | 粘塑性飽和透水性材料としての若材令コンクリートの変形挙動 |
副題 | |
筆頭著者 | 石川靖晃(名城大学) |
連名者1 | 大下英吉(広島大学) |
連名者2 | 田辺忠顕(名古屋大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 603 |
末尾ページ | 608 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 若材令コンクリートでは硬化コンクリートに比べクリープ、レラクゼーションが極めて顕著に発生するという事実が実験的に確認されている。このような現象がその後のコンクリートの変形挙動に大きく影響を及ぼすことは明らかである。 著者らは、若材令コンクリートは硬化コンクリートに比べ未水和水を多く含んでいることに着目し、間隙水が若材令コンクリートの変形挙動に影響を及ぼし得ると考えた。そして若材令コンクリートを内部間隙が水で飽和された弾塑性多孔質材料としてモデル化し、ある程度まで若材令コンクリートの変形挙動に対する間隙水の影響を解析的に検討してきた。 本研究では、現在までの弾塑性飽和多孔質材料モデルを、さらに粘性ダッシュポットを並列に外挿した粘塑性多孔質材料モデルに拡張し、間隙水の移動およびコンクリート自身が持つ粘性を同時に考慮することを可能にした。そして、若材令コンクリートのクリープ試験結果と比較を行い、間隙水移動の点から検討を行った。 6.結論 以上述べたように、本研究では粘塑性あるいは弾塑性飽和透水性材料モデルを用いて若材令コンクリートの変形挙動の時間依存性に関するいくつかの実験結果に対して解析を行った。そして、若材令コンクリートのクリープ挙動に対して間隙水が大きく影響を及ぼすことがわかった。 |
PDFファイル名 | 016-01-1099.pdf |