種別 | 論文 |
主題 | 5年間屋外暴露ならびに室内養生したコンクリートの炭酸化 |
副題 | |
筆頭著者 | 中村秀三(小野田セメント) |
連名者1 | 小野義徳(小野田セメント) |
連名者2 | 大西達人(小野田セメント) |
連名者3 | 山本正義(オーテック) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 919 |
末尾ページ | 924 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに コンクリートは炭酸化すると、そのpHが低下することにより鉄筋を防蝕する機能が低下し、耐久性が損なわれる。そこで、セメントの種類や養生を変化させた供試体を5年間屋外暴露ならびに室内養生し、それらの炭酸化の進行程度の差およびコンクリート中のセメント水和物がどのような過程で炭酸化するかについてフェノールフタレインの変色・炭素の含有量・Ca(OH)2の含有量・EPMAによる元素の面分析などの測定を行って考察した。 5.結論 以上の研究により以下の結論を得た。 (1)同一配合のコンクリートでも材齢28日の圧縮強度が高いものほど、その後の炭酸化は進行しにくかった。 (2)ポルトランドセメントと混合セメントのコンクリートでは、同一の材齢28日強度であってもやや混合セメントを用いた方の炭酸化深さが大くなった。 (3)コンクリート(水セメント比0.55%空気量4%)中の炭酸化領域と非炭酸化領域は比較的はっきりとその境界があり、炭酸化はステップ状に進行すると考えられる。 (4)コンクリートの炭酸化は先ずCa(OH)2において進行した後、C−S−H等の炭酸化へ進むが、その炭酸化しやすさの差は小さいと考えられた。 |
PDFファイル名 | 016-01-1152.pdf |