種別 | 論文 |
主題 | RC床版に接着したメタクリル樹脂コンクリートの硬化収縮に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 堤下隆司(修成建設専門学校) |
連名者1 | 栗田章光(大阪工業大学) |
連名者2 | 徳岡文明(トーメンコンストラクション) |
連名者3 | 小西偉夫(三菱レイヨン) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1013 |
末尾ページ | 1018 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 損傷を受けた道路橋RC床版の新しい補強工法の1つとして、床版防水をも兼ね得るメタクリル樹脂コンクリート(以下、樹脂コンという)による増厚補強工法について著者らは開発研究を行っている。実物大のはり試験体を用いた各種の基礎試験においては、十分実用レベルに達しており、その補強効果についてはすでに発表した。この補強工法に用いられるメタクリル樹脂は、熱可塑性樹脂で熱硬化性の不飽和ポリエステル樹脂と同様、硬化に伴い大きな収縮ひずみを生ずる。本工法では、樹脂コン中にメッシュ筋を配置することにより増厚部の剛性を高める構造を採用しているため、当然ながらメッシュ筋の補強によりその収縮ひずみが拘束され、樹脂コンには引張応力が発生する。本研究では、このような硬化収縮ひずみに伴う種々の影響を明らかにするため、理論解析とともに実物大の供試体を用いた実験を行って考察を加えた。その主たる目的は、拘束を受ける樹脂コンの硬化収縮に伴う残留応力を評価することにある。 4.まとめ 本研究により得られた成果をまとめると次のようなことがいえる。 (1)拘束をうける樹脂コンの硬化収縮に対する収縮解を示した。 (2)Cタイプの場合、メタクリル樹脂コンクリートは、硬化収縮の際にメッシュ筋やコンクリート部の拘束により引張応力が生じて収縮量は極端に小さくなる。本解析法により硬化収縮における残留応力を計算すると、約4kgf/cm2程度の引張応力が生じる結果となった。 (3)本解析より樹脂コンの硬化収縮に伴うクリープ係数φs(∞)は、約30程度になることが明らかとなった。 |
PDFファイル名 | 016-01-1168.pdf |