種別 | 論文 |
主題 | 短繊維CFRCの物性に及ぼす繊維混入率、アスペクト比の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 掛林博史(三井鉱山) |
連名者1 | 坂田康二(三井鉱山) |
連名者2 | 末永龍夫(鹿島建設) |
連名者3 | 谷口可一(鹿島建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1139 |
末尾ページ | 1144 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 炭素繊維補強コンクリート(以下CFRCと略す)の物性・施工性の改善を目的として、合成高分子系炭素繊維(以下CFと略す)を用いて、CFの諸物性がCFRCの物性に及ぼす影響を検討した。前報では繊維混入率(以下Vfと略す)2vol%のCFRCについて、繊維長3mmで繊維径が異なるCFを用いてCFRCの諸物性に及ぼす繊維径の影響を報告した。さらに、繊維径と繊維長を同時に変化させた場合のCFRC諸特性について検討を加え、個々のマトリックスに対して最適なアスペクト比があることを論じた。 今回は低Vf域での繊維長、繊維径等のCF特性を変化させ、CFRC諸物性に与える影響について報告する。 4.まとめ CFの繊維径16〜28μmを使用して、アスペクト比を150〜450、V fを1.0〜1.5Vol%と変化させてCFRCを調製し、CFの繊維径、アスペクト比、VfがフレッシュCFRCの性状とCFRC硬化体の物性に与える影響を調べた結果、以下の点が明らかになった。 1)フロー値、空気量、曲げ強度及び曲げタフネス等のCFRC諸物性はCFのVfとアスペクト比でほぼ整理できる。 2)曲げ強度はアスペクト比200〜250まで単調に増加し、それ以上のアスペクト比ではVfによって、低下する場合、一定となる場合、又は微増となる場合に分かれた。 3)太径のCF(φ=28μm)の場合、それよりも細径のCFの場合と異なる現象が認められた。 |
PDFファイル名 | 016-01-1190.pdf |