種別 | 論文 |
主題 | 連続繊維緊張材を用いて鉛直プレストレスを導入したはりのせん断試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 近藤順(オリエンタル建設) |
連名者1 | 出光隆(九州工業大学) |
連名者2 | 原田哲夫(長崎大学) |
連名者3 | 吉岡民夫(オリエンタル建設) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1221 |
末尾ページ | 1226 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 近年、連続繊維緊張材をRC補強材やPC緊張材として用いる研究が盛んに行われている。その結果、連続繊維緊張材は、RC部材よりPC部材に用いた方が有利であることが明らかにされている。しかしながら、連続繊維緊張材をせん断補強材として用いる場合、補強材が引張破断する前にせん断破壊が生じるために、その高い強度が十分に発揮できないことも分かってきた。連続繊維緊張材を用いてコンクリート構造物のノンメタル化を図るには、簡便で効果的なせん断補強方法を確立する必要がある。本研究は、せん断補強筋に連続繊維緊張材を用いて鉛直方向にプレストレスを導入したはりのせん断補強効果およびその特性について基礎的な検討を行ったものである。将来飛沫帯における大型箱けた橋のせん断補強等の応用が考えられる。 4.まとめ (1)鉛直プレストレスを導入すると、せん断ひびわれ界面での骨材のかみ合わせが良くなり、プレストレスを考慮した計算値以上にせん断耐力が向上する。 (2)鉛直プレストレス導入により、せん断ひびわれの発生を遅らせ、また、ひびわれ幅の成長も抑制でき、連続繊維緊張材の材料特性を有効に生かすことができる。 (3)最大耐力時のせん断補強筋のひずみは、a/d=2.5の場合4000μ、a/d=3では7000μとなっていることから、Vsの算定式にはa/dが関係してくるものと考えられる。 |
PDFファイル名 | 016-01-1204.pdf |