種別 | 論文 |
主題 | 壁体の3次元温度ひびわれ解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 篭橋広文(岐阜大学大学院) |
連名者1 | 森本博昭(岐阜大学) |
連名者2 | 小柳洽(岐阜大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1359 |
末尾ページ | 1364 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 温度ひびわれ解析を2次元的に行った場合、例えば壁状構造物においては内部拘束の影響あるいは断面方向についての温度ひびわれ幅の変化が厳密に解析できないなど、その適用牲に限界がある。 従って、温度ひびわれの特性をより精度よく解析するためには3次元解析が必要になってくる。 本研究は、離散ひびわれモデルを導入した温度ひびわれ解析モデルを用いて、壁状構造物の3次元温度ひびわれ解析を試みたものである。解析結果をもとに、壁状構造物における温度ひびわれ性状、実測値との対応および2次元解析結果との相違点などを明かにする。 5.まとめ 本研究ではコンクリート基礎上に打設された壁状構造物の3次元温度ひびわれ解析を行い、温度応力ならびにひびわれ幅の分布性状などを明らかにした。本研究の成果として、次のような知見が得られた。 1)3次元解析により、コンクリート応力およびひびわれ幅の3次元的分布性状とその経時変化を、視覚的かつ的確に把握することができる。 2)コンクリート応力とひびわれ幅についての実測値と3次元解析値とは良好に対応しており本解析手法の有用性が確認できた。 3)2次元解析によるコンクリート応力は3次元解析による中心と表面部応力のほぼ中間的な値を与える。 4)2次元解析によるひびわれ幅は3次元解析の表面のひびわれ幅より小さく、中心のひびわれ幅と比較するとさらにその差は大きくなる。すなわち、2次元解析ではひびわれ幅を危険側に評価する可能性があり、2次元解析手法の改良などを検討する必要がある。 |
PDFファイル名 | 016-01-1228.pdf |