種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート耐震壁フレーム構造の非線形有限要素解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 松浦正一(清水建設) |
連名者1 | 斉藤大樹(東北大学) |
連名者2 | 井上範夫(東北大学) |
連名者3 | 柴田明徳(東北大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 81 |
末尾ページ | 86 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 鉄筋コンクリート構造には、柱・梁だけからなる純ラーメンフレーム構造と、連層耐震壁を組み込んだ耐震壁フレーム構造がある。純ラーメンフレーム構造については広く研究され、その弾塑性挙動は概ね把握されてきているといえるが、耐震壁フレーム構造については、耐震壁自体の弾塑性性状の複雑さや、耐震壁に接続するフレームの拘束効果等のために十分には明らかにされていないのが現状である。 そこで本研究では、耐震壁を面材で、フレームを線材でモデル化した非線形有限要素解析プログラムFESTA(Finite Element STructural Analysis program)を開発した。また、このプログラムを用いて、耐震壁フレーム構造の解析を行ない、フレームの拘束を受ける連層耐震壁のひびわれ分布、主応力分布等を明らかにし、耐震壁の弾塑性挙動について検討を行なった。 5.まとめ 本研究では、耐震壁を面材で、フレームを線材でモデル化した非線形有限要素解析プログラムFESTAを開発し、まず3層独立耐震壁の実験をシミュレーション解析して信頼性を確認した。さらに、耐震壁フレーム構造の解析を行なった結果、フレームに拘束される耐震壁のひびわれ分布や、コンクリートの主応力分布を把握することができた。 本解析プログラムによれば、平面架構内に耐震壁が不整形に配置された場合や、垂壁、腰壁、袖壁といった雑壁を含む建物も直接解析できる。実際に設計される建物では不整形なものが多いので、本方法は有用であると思われる。 |
PDFファイル名 | 016-01-2012.pdf |