種別 | 論文 |
主題 | 長期持続荷重を受けた隙間充填アンダーカットアンカーの耐荷性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 大岡督尚(東急建設) |
連名者1 | 竹下輝(東急建設) |
連名者2 | 本田義博(東急建設) |
連名者3 | 丸山久一(長岡技術科学大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 189 |
末尾ページ | 194 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに あと施工アンカーは、施工程度による耐力や剛性のばらつきが大きい。その中でもアンダーカットアンカー(以下UCアンカーと略す)は定着機構が明確で信頼性が高く注目されているが、先施工アンカーと比較した場合、特に変形性状が劣っている。この原因として構成部材間の隙間等が考えられる。また、この隙間は水や炭酸ガスの侵入を許すため、RC母材およびアンカーの耐久性上に悪影響を及ぼす。 本研究は、これらの問題を解決するため、アンカーセット後に隙間を充填する工法に着目し、充填による耐力と変形性状の改善効果を調べたものである。 UCアンカーの場合、隙間充填工法を用いると、耐力と変形性状が安定することを確認している。そこで今回は、超微粒セメントスラリー(以下スラリー)を充填したUCアンカーについて、長期持続荷重を受けた場合の隙間充填効果を確認する実験を行った。 5.おわりに アンダーカットアンカーの隙間を超微粒セメントスラリーで充填すると、充填しないものと比較して、最大耐力および剛性が高くなることが確認された。 また、隙間充填アンダーカットアンカーは、静的な最大引抜き耐力の1/5〜1/3の持続荷重を長期間受けても、隙間充填材の乾燥収縮やひび割れ、クリープ歪などが問題になる事はなく、持続荷重によりアンカーボルト・充填材・孔壁のなじみが十分にとれ、隙間充填による耐荷重性能改善効果は一層向上することがわかった。 |
PDFファイル名 | 016-01-2030.pdf |