| 種別 | 論文 |
| 主題 | プレキャスト型枠工法における重ね継手の応用利用に関する実験的研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 野村和嗣（埼玉大学大学院） |
| 連名者1 | 原夏生（前田建設工業） |
| 連名者2 | 睦好宏史（埼玉大学） |
| 連名者3 | 町田篤彦（埼玉大学） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 16 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 253 |
| 末尾ページ | 258 |
| 年度 | 1994 |
| 要旨 | 1.はじめに プレキャスト型枠をそのまま本体に使用する工法は、これを単に埋殺する場合に比べて多くの利点を有するが、鉄筋を簡便にかつ確実に接合することが必要となる。このために鉄筋継手について従来より、主鉄筋を単に突き合わせ、このまわりに添え筋を配し、その周辺をらせん筋で補強する重ね継手応用工法につき研究を行ってきた。今回、この方式の継手の性能を向上させるため、主鉄筋の突き合わせ面にナット・ワッシャーを配し、機械的定着力による載荷性向上を期待した継手を考案し、単体試験および梁供試体の曲げ試験を行った。本文はこの結果について述べるものである。 5.まとめ 実験の数が少ないため、このナット・ワッシャーを配した継手の適用範囲までは明らかにすることが出来なかったが、単体試験および梁に用いた曲げ試験の結果より、この継手の力学的性質を検討して次の結論を得た。 1)ナット・ワッシャーを主鉄筋に配した継手は、これを配しない継手よりも耐力的性能および軸方向剛性が向上する。 2)軸筋の断面積を主鉄筋よりも大きくすることは、このタイプの継手の基本条件であるが、主鉄筋突き合わせ部における応力状態、荷重条件に応じてさらに変化させる必要がある。 3)この継手を部材に用いた場合、繰返し荷重におけるたわみ性状についても、主鉄筋の抜け出しを拘束するというナット・ワッシャーの効果が認められる。 4)部材の一断面にこの継手を集中させると、最大ひび割れ幅が増大するのでこれを避ける。 |
| PDFファイル名 | 016-01-2041.pdf |