種別 | 論文 |
主題 | ヒンジゾーン内外に設けた重ね継手の付着割裂強度に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 桜田智之(日本大学) |
連名者1 | 師橋憲貴(日本大学) |
連名者2 | 田中礼治(東北工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 271 |
末尾ページ | 276 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 重ね継手に関する既往の実験研究は多数あるが、実験の方式は純曲げあるいは両引きの場合が多い。これは曲げモーメントが勾配を持つ場合よりも応力状態が簡明であり重ね継手の基本的力学性状を把握するのに適した試験法であることが理由の一つに挙げられる。しかし、実際の重ね継手は曲げせん断などの複合応力を受けるので、このような応力状態を想定した検討が必要である。 そこで本研究では、曲げせん断を受ける重ね継手の付着割裂強度について、重ね継手がヒンジゾーン内にある場合とヒンジゾーン外にある場合の実験を行った。また既往の純曲げ実験で提案した付着割裂強度算定式の曲げせん断応力下での適応性について検討した。 なお本研究では、継手は全数重ね継手で、割裂のパターンはサイドスプリット型を対象にしている。 5.結論 本実験の範囲内で次のことが認められた。 1)長期荷重時における最大ひび割れ幅は0.18mm以内であった。 2)中間筋に中子筋を組合せた場合、中子筋のない場合に比較し、中間筋の付着応力は向上し、隅筋と同等の付着性状を示した。 3)ヒンジゾーン内継手とヒンジゾーン外継手の付着割裂強度に変化はなかった。 4)曲げせん断を受ける重ね継手の付着割裂強度は純曲げ実験より得られた強度式で安全側に評価できた。 |
PDFファイル名 | 016-01-2044.pdf |