種別 | 論文 |
主題 | PC合成床スラブの長期間載荷時と終了後の耐力とたわみ性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 田中恭哉(長崎大学大学院) |
連名者1 | 小森清司(長崎大学) |
連名者2 | 永藤政敏(長崎大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 413 |
末尾ページ | 418 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに プレストレスを導入したプレキャスト板(以下PC板という。)を埋設型枠とし、その上に場所打ちコンクリートを打設したPC合成床スラブの長期たわみ性状を調査する目的で試験体を4体作製し、過去13年間に渡り継続測定してきた。実験の途中経過については、すでに数回の中間報告を行っているが、現状ではたわみがほぼ収束したと見なせる状態になったので、本報ではその成果の最終報告を行う。また長期載荷後の短期的な諸性状を検証する目的で、さらにこれらの試験体で短期載荷実験を行い、経年変化に伴う諸性能の劣化について検討したので報告する。 4.結論 PC合成床スラブの13年間におよぶ長期載荷実験とその後の短期載荷実験により以下の結論が得られた。 (1)本実験における13年間の長期付加たわみは、最大で9.8mm、スパン比で1/571となり、RC規準のたわみ限界値Lx/250に比べ十分小さい。 (2)PC合成床スラブの長期たわみ倍率は、支持条件が両端固定の場合7程度以下と考えられ、RC規準付13によるRC床スラブの同倍率の1/2以下になるものと予想される。 (3)PC合成床スラブは、13年間の長期載荷実験後においても計算上の所定の各強度を保有し、合成効果も保たれていた。長期載荷の履歴のない試験体の短期載荷実験結果と比較しても性能上はとんど遜色は認められず、経年変化による性能劣化が少ないことがわかった。 |
PDFファイル名 | 016-01-2068.pdf |