| 種別 | 論文 |
| 主題 | X型鋼板を用いたRCはりのせん断抵抗挙動 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 山田昌昭（大阪府立工業高等専門学校） |
| 連名者1 | 吉田義隆（大阪府立工業高等専門学校） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 16 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 491 |
| 末尾ページ | 496 |
| 年度 | 1994 |
| 要旨 | 1.はじめに 近年X型配筋によりせん断破壊を防止し、部材のじん性の向上を計る方法が実施されるようになり、その効果の大であることが実験等で確認されている。しかし、X型配筋は施工がやや困難であり、とくに柱部材のように2方向からの力をうける場合、その配筋が一段と困難となる。このような問題を解決する方法として著者らはX型鋼板を用いたRCはりを作成し、そのせん断抵抗挙動を初歩的な実験により検討した。その結果、X型鋼板を使用することによりRCはりのせん断抵抗力とじん性は非常に改善することが判明した。本研究ではとくに鋼板断面積と拘束筋ならびにa/dの影響について検討した。また、鋼板端部の定着方法についても若干の検討を加えた。 なお、X型配筋は曲げ耐力の増加にも寄与し得るものであるが、本研究で使用したX型鋼板はせん断のみに抵抗するものである。 4.結論 本研究で得られた結果をまとめると下記のとおりである。 1)X型鋼板はせん断破壊の防止に役立つものと思われる。 2)鋼板の断面積は全せん断力を鋼板引張力で抵抗させるのに必要な断面積の1/2〜1/4程度でよい。1/4の場合には斜めひびわれが多少発生する可能性がある。 3)拘束筋の効果が非常に大きいので、腹鉄筋比は0.5〜1％程度,(間隔は1/2d程度)配置する必要があるように思われる。 |
| PDFファイル名 | 016-01-2081.pdf |