種別 | 論文 |
主題 | 斜張力場におけるRC梁の剪断抵抗性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 柴田拓二(北海道工業大学) |
連名者1 | 後藤康明(北海道大学) |
連名者2 | 城攻(北海道大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 515 |
末尾ページ | 520 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.序 斜め圧縮応力場が形成される通常の柱・梁・耐震壁の剪断抵抗機構に関する研究は、国内および国外で数多くなされているが、基礎梁内の柱と杭との間に斜め引張応力場が卓越して形成される場合などの剪断抵抗機構に関する研究はほとんどなされていない。このような場合でも現在は既往の剪断耐力式を用いて設計が行われている状況であり、RC構造物の合理的な設計を行うためには適切な剪断耐力設計式を提案する必要がある。 本研究は、主たる影響因子を実験変数とした鉄筋コンクリート梁形試験体を作成し、剪断力によって斜め引張応力場が支配的に発生する加力方式のもとで剪断破壊試験を行い、剪断力伝達機構を解明することを目的としている。本報では、亀裂・破壊性状と剪断初亀裂耐力について述べる。 4.結語 これまで直接研究の対象とされていなかった斜張力場が卓越する部材の剪断応力伝達に関して、18本(34体)のRC梁試験体を用いた実験結果のうち、亀裂・破壊状況と剪断初亀裂耐力について検討した。剪断初亀裂耐力については、斜め圧縮場が卓越する既往の加力実験に基づく耐力式と比較し、約3割の耐力低下が生ずること、加力部鉄筋の定着長や梁主筋量の影響を受けるなど、圧縮場における耐力性状と異なることを明らかにした。 |
PDFファイル名 | 016-01-2085.pdf |