種別 | 論文 |
主題 | 600キロ級の高強度コンクリートを用いたRC柱の2軸曲げせん断耐力 |
副題 | |
筆頭著者 | クワ田裕次(福山大学) |
連名者1 | 中山昭夫(福山大学) |
連名者2 | 南宏一(福山大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 521 |
末尾ページ | 526 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 本研究は、建設省総合技術開発プロジェクト「鉄筋コンクリート造建築物の超軽量化・超高層化技術の開発」の一環ととして行われたものである。本論文では、強度が600kgf/cm2級の高強度コンクリートを用いたRC柱の2軸曲げせん断に対する破壊性状および終局せん断耐力を検討するため、6体の試験体を用いた実験研究を行った。 5.結論 1)柱材のひび割れおよび破壊状況は、軸力比に対して強い影響はみられないが、載荷角度には強い影響を受ける。 2)θ=22.5°の載荷に対して主たる加力面のみにせん断破壊の様相がみられ、θ=45°の場合には各面でそれぞれの対角線状のせん断ひび割れが卓越し、柱材を対角線状に横切るひび割れは生じない。 3)2軸せん断状態に対しては、外周筋および中子筋のいずれの帯筋も一様な引張応力度を生じ、かつ最大耐力時には降伏する。また主筋は、2軸せん断状態において隅角部の主筋は降伏する状態になり、耐力性状としては曲げ破壊的になる。 4)斜張力ひび割れ耐力および終局せん断耐力は、載荷角度に対して影響を受けず、いずれの載荷角度に対してもほぼ一定の耐力を示し、2軸のせん断に対して円弧状の相関関係を示す。 5)軸力比の大きさは、破壊性状および最大耐力には強い影響を与えないが、変形性状には強い影響を与える。 |
PDFファイル名 | 016-01-2086.pdf |