種別 | 論文 |
主題 | RC柱梁接合部内における90°折曲げ筋の定着性能 |
副題 | |
筆頭著者 | 城攻(北海道大学) |
連名者1 | 北野敦則(北海道大学) |
連名者2 | 後藤康明(北海道大学) |
連名者3 | 柴田拓二(北海道工業大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 707 |
末尾ページ | 712 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 鉄筋コンクリート造柱梁接合部の梁筋の定着には、外柱では90°折曲げ定着を用いるのが一般的であり、架構式プレキャスト鉄筋コンクリート造では、内柱にも90°折曲げ定着を併用することが多い。既報では、90°折曲げ定着の破壊モードを、側方割裂破壊、局部圧縮破壊、掻き出し破壊の3種に分類し、このうち掻き出し破壊を対象とした定着耐力式を実験に基づいて提案した。本報告は、既報の実験資料に加えて、あらたに実験変数を拡大して行った実験結果を合わせて、亀裂発生過程および破壊要因と剪断初亀裂耐力について検討したものである。 4.結語 昨年度に引続きRC柱染接合部に定着された90°折曲げ梁筋の掻き出し定着破壊性状に及ぼす各種の影響要因について28体の試験体を用いて実験的検討を行った。実験結果のうち、亀裂発生過程と破壊性状について検討し、定着耐力は主として梁筋折曲げ部から発生する柱側への斜め亀裂の耐力に依存していることを明らかにし、影響因子との関係についても論じた。また、接合部剪断初亀裂耐力については、一般に主応力度式と水平投影定着長を用いて推定できることを示したが、いくつかの試験体については検討の余地を残している。今後は、上記の破壊性状に基づく耐力式を再提案し、荷重変形関係の推定法の提案を行う予定である。 |
PDFファイル名 | 016-01-2117.pdf |