種別 論文
主題 高軸力下における超高強度コンクリートを用いたRC柱の力学性状
副題
筆頭著者 木村秀樹(竹中工務店)
連名者1 菅野俊介(竹中工務店)
連名者2 長嶋俊雄(竹中工務店)
連名者3
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 871
末尾ページ 876
年度 1994
要旨 1.はじめに
高層RC造建物では地震時に多大な層せん断力と転倒モーメントが生じるため、下層階の柱には高軸力と高せん断力が同時に作用する。筆者らは高軸力下において繰り返しの曲げとせん断を受ける設計基準強度Fc=400〜800kg/cm2(以下Fc400〜800と記述)の高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート柱(以下RC柱と記す)の耐力と靭性を把握することを目的とした実験的研究を行なった。本報では、さらに強度の高いFc1200の超高強度コンクリートを用いたRC柱の高軸力下の曲げせん断実験について報告する。
5.まとめ
高軸力下におけるFc1200の超高強度コンクリートを用いたRC柱の力学性状を把握するために横補強筋量(Pw・wσy:横補強筋比×横補強筋降伏点強度)と軸力を変数とした5体の試験体の繰り返し曲げせん断実験を実施した。過去に筆者らが行なったFc400〜800のコンクリートを用いた柱の実験結果と合わせてその耐力と変形性能について検討した。その結果、曲げ耐力算定式として学会略算式は、軸力が小さい場合には適合性がよいが、高軸力になった場合に過小評価すること、同一軸力比、同一横補強筋量(Pw・wσy/cσB:コンクリート強度で無次元化したもの)の場合、Fc1200のRC柱はFc600〜800の場合よりも変形能力が小さいこと等が判明した。
PDFファイル名 016-01-2145.pdf


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