種別 | 論文 |
主題 | II種・III種PC部材の曲げひびわれ性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 坂田英一(間組) |
連名者1 | 稲葉孝子(間組) |
連名者2 | 角一行(間組) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 955 |
末尾ページ | 960 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき PRC構造は、プレストレスの導入の程度によりフルPCに近い特性を持つ構造から、RCに近いものまで同じカテゴリーでの設計が可能であり、積極的なひびわれ制御を行なうことにより普及が図られつつある。一方、土木学会標準示方書においては、鋼材の防錆および施工性の向上・省力化が期待できるアンボンドPC鋼材の適用についても触れられている。本研究ではこのような現状を鑑み、PRC梁の載荷試験を行ない、プレストレス導入量およびグラウト材の有無が部材の曲げひびわれ性状に及ぼす影響を比較検討した。 4.まとめ 丸鋼棒を用いたPRC梁の曲げひびわれ性状に関する基礎実験を行ない、実験結果の検討により以下の結論を得た。 (1)アンボンドPC鋼棒を使用した試験体では、本実験における使用荷重レベルですでにF値の値は0.25程度に低下していた。 (2)アンボンドでも終局プレストレス率が40%程度の試験体では、ボンド試験体と同程度の曲げひびわれ性状を示し、鉄筋降伏までのたわみ特性もほぼ同様の様相を呈した。 (3)F値を0.25と仮定して計算した、使用荷重下におけるU試験体の変形・ひびわれ性状は実験結果の傾向と比較的よく一致した。 (4)本実験ではアンボンド試験体の終局曲げ耐力はボンド試験体の約91%程度であった。 |
PDFファイル名 | 016-01-2159.pdf |