種別 | 論文 |
主題 | 軸力と2軸曲げを受けるSRC部材の曲げ変形能力の検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 上原広(但馬技術大学校) |
連名者1 | 西村泰志(大阪工業大学) |
連名者2 | 南宏一(福山大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1187 |
末尾ページ | 1192 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 十字形鋼を内蔵するSRC柱は、弱軸鉄骨要素を持つため、2軸曲げ時でも優れた曲げ変形能力を示すことが筆者らの実験によって示されている。しかしながら、その理由は未だ定量的に明らかにされておらず、研究資料の蓄積はほとんどない。そこで、本報では、軸力と2軸曲げを受けるSRC部材が優れた曲げ変形能力を持つ理由を明らかにするため、その要因として、弱軸鉄骨要素の有無によるコアコンクリートの圧縮破壊性状の差に着目し、数値計算に基づいた検討を行った。 4.結論 1)SRC柱の曲げ変形能力の評価には、鉄骨フランジによるコアコンクリートの拘束を考慮する必要がある。なお、鉄骨フランジによるコアコンクリートの拘束効果は、部材の最大耐力の上昇ではなく、最大耐力以後の曲げ変形能力の向上をもたらす。 2)十字形鋼を内蔵するSRC柱では、2軸曲げ時でも、弱軸鉄骨要素、フランジよるコアコンクリートの有効拘束断面積の増大により優れた曲げ変形能力が得られる。 |
PDFファイル名 | 016-01-2198.pdf |