種別 | 論文 |
主題 | 仮動的実験を用いた2方向地震力を受けるRC橋脚の弾塑性応答性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 益子直人(首都高速道路公団) |
連名者1 | 睦好宏史(埼玉大学) |
連名者2 | Wlliam Tanzo(埼玉大学) |
連名者3 | 町田篤彦(埼玉大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 2 |
先頭ページ | 1271 |
末尾ページ | 1276 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 地震力を受けるRC橋脚において外力が1方向から作用する場合に較べ、2方向から同時に作用する場合はその応答性状は、より厳しくなることが考えられる。現在の耐震設計においては構造物を各直交方向について独立に検討を行っているために、このような影響が考慮されていない。本研究では2方向外力の入力が可能である載荷実験システムを開発し、そのシステムを用いて、2方向外力を受けるRC橋脚の基本的な性質及びその弾塑性応答性状を実験的に明確にする事を目的とした。 5.まとめ 本研究は2方向地震を同時に入力できる仮動的実験システムを開発し、そのシステムを用いて2方向地震力受けるRC部材の応答性状を明らかにするための実験的検討を行った。その結果、本研究から以下の点が明らかとなった。 (1)2方向からの地震力がRC部材に作用する場合、ある一方の変形が大きい場合、2軸相互作用によりその直交方向に大きな耐力低下がみられ、この影響を耐震設計では考慮する必要がある。 (2)2方向からの地震力がRC部材に作用する場合、部材の特性のモデル化が難しいため、仮動的実験のような復元力モデルを必要としない実験手法は有効であるといえる。 |
PDFファイル名 | 016-01-2212.pdf |