種別 | 報告 |
主題 | 高流動コンクリートの壁式構造物への適用に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 山口憲司(五洋建設) |
連名者1 | 竹内博幸(五洋建設) |
連名者2 | 岩井隆彰(五洋建設) |
連名者3 | 原田健二(ポゾリス物産) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 43 |
末尾ページ | 48 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.まえがき 近年では、締固めを不要とするコンクリートについて実施工を含め多数の報告がなされておりその進展には目をみはるものがある。しかし、この種のコンクリートは、その性能評価に様々な方法が用いられており、配合設計においても多くの報告がなされている。 そこで著者らは、この種のコンクリートの重要な性質である流動性、材料分離抵抗性を、モルタルの状態で検討し、その結果に基づいて配合の最適化を行うという手法を用いて、自己充填性を有する高流動性コンクリートを開発した。本稿は、この高流動性コンクリートを壁状の実構造物へ適用することを最終日標として行われた予備実験、室内実験および実大施工実験から構成される一連の実験について報告するものである。 6.まとめ 本研究は、3成分系の高流動性コンクリートの配合設定から実大構造物への打設実験を行い、施工性の確認を検討したものである。ここで得られた結果を以下に示す。 (1)室内実験において、配合検討を行うにあたりスランプフローとボックス試験の相関性を利用することによってコンクリート性状の管理を行うことができ、配合決定手法に大きく役立つものと思われる。 (2)実機で製造したコンクリートを実構造物を模した璧状の実大試験体に締固めを行わずに打設したところ試験体の隅々まで充填されていることが確認できた。また、粗骨材分布にやや偏在が認められるものの、構造体の表面および内部には有害な欠点は見受けられず、充填性は良好であった。 |
PDFファイル名 | 016-02-1004.pdf |