種別 報告
主題 砕石粉使用高流動コンクリートのフレッシュコンクリート性状
副題
筆頭著者 大橋正治(日本建築総合試験所)
連名者1 寺田早苗(近畿砕石協同組合)
連名者2 関口賢二(大阪兵庫生コンクリート工業組合)
連名者3 浦野英男(松村組)
連名者4
連名者5
キーワード
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先頭ページ 113
末尾ページ 118
年度 1994
要旨 1.はじめに
 砕石・砕砂の生産過程で発生する砕石粉は、現在そのほとんどが活用されていない。砕石粉使用コンクリート研究会では、この砕石粉をコンクリートに有効利用する一手法として、砕石粉を用いた高流動コンクリートを研究している。 現在、実験規模を拡大して、使用する砕石粉の種類や混和剤の種類、あるいは水セメント比等より広範囲に調合を変化させた、合計180種類の砕石粉使用高流動コンクリートについて実験中である。 本報告では、その内現在までに練り混ぜを完了した96調合の砕石粉使用高流動コンクリートの、フレッシュコンクリート性状について比較検討した結果を述べる。
4.おわりに
 今回の実験によって、いずれの砕石粉あるいは混和剤を使用した場合も、適切な調合を選定することで実用可能なフレッシュコンクリート性状が得られることが確認された。なお、砕石粉使用高流動コンクリートのフレッシュ性状やその傾向は、砕石粉や混和剤の種類などにより、多少異なることも判った。
 フレッシュコンクリート性状の試験として、品質管理試験として実用的で流動性を評価でさるスランプフロー試験(降伏値の一指標と考えるスランプフローと粘度の一指標と考える50cmスランプフロー時間で評価)とコンクリートの分離抵抗性や充填性を総合的に評価できると考えるVFスランプ試験を実施したが、図−6に示すように、双方の試験結果の間に明確な傾向は確認されなかった。
 このことから、現段階ではスランプフロー試験とVF試験のような流動性を総合的に評価できる試験方法を併用して適切な調合を判断していくのがよいと考える。
 今回の報告は、大規模な実験の中間報告である。硬化コンクリートの性状、あるいは維続して行っている、水セメント比や細骨材を変化させた場合の実験結果等は、機を改めて報告したい。
PDFファイル名 016-02-1016.pdf


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