種別 報告
主題 緑化コンクリートに関する研究および施工
副題
筆頭著者 柳橋邦生(竹中工務店)
連名者1 米澤敏男(竹中工務店)
連名者2 佐久間護(竹中工務店)
連名者3 池尾陽作(竹中工務店)
連名者4
連名者5
キーワード
16
1
先頭ページ 871
末尾ページ 876
年度 1994
要旨 1.はじめに
 緑化コンクリートとは、コンクリート上に直接植栽が可能なコンクリートのことであり、コンクリート構造物に緑を取り入れる技術のひとつとして著者等が開発し、研究を進めているものである.緑化コンクリートは、道路、トンネル、護岸なとの都市インフラストラクチャーや建築物の内外壁面、屋上、アトリウムの壁面、建築物外部空間の斜面や鉛直面、親水空間などの表面を緑化することを目的としている。
6.まとめ
 以上の実験により連続空隙硬化体の強度を高めるためには、低水セメント比であることとセメントペーストのフロー値を高い条件を選択することが良いことがわかった。また、水セメント比25〜30%の場合の空隙率と圧縮強度の関係を知ることができた。
 植栽試験の結果からは、緑化コンクリートの構成条件として、連続空隙硬化体用のセメントとして高炉C種の使用や、中和処理、保水材であるピートモスの充填、薄層客土の固着が、植物の生育にとって有効であることがわかった。
 施工例では、以上の結果を活用して実際に植物の生育できるコンクリートが確認できた。今後は、長期的な力学的性質や耐久性の面で検討を行いたい。
PDFファイル名 016-02-1144.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る