種別 | 報告 |
主題 | 原子力発電所におけるマスコンクリートの施工と品質管理について |
副題 | |
筆頭著者 | 御手洗泰文(九州電力) |
連名者1 | 安達稔(九州電力) |
連名者2 | 園洋一(九州電力) |
連名者3 | 坂口徹(九電玄海大林・清水・竹中JV) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 1365 |
末尾ページ | 1370 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.はじめに 九州電力(株)が佐賀県東松浦郡玄海町に建設中の玄海原子力発電所3・4号機(加圧水型軽水炉、単基電気出力118万kW、以下玄梅3・4号機と呼ぶ)では、単基容量の大型化にともない、原子炉格納容器にプレストレストコンクリート製格納容器(以下PCCVと呼ぶ)を採用している。PCCVに用いるコンクリートは、設計基準強度420kgf/cm2、部材厚寸法1.1〜1.3mの高強度マスコンクリートである。このように、原子力発電所における高強度マスコンクリートの施工にあたっては、施設に要求される性能を確保するために十分な施工計画を立案するとともに的確な品質管理を行う必要があった。 本稿は、玄海3号機建設工事のうちPCCVの建設に重点を置いて、高品質かつ信瀬性の高いコンクリートの実現にむけて採用した各種工法について報告するものである。 7.まとめ 玄海3・4号機の建設工事にあたっては、構造物の健全性を保証するための事前検討を繰り返し行ったうえで、全構造体のコンクリートを対象にしたプレクーリング計画等、とくに温度ひびわれ対策に重点を置いた。また、施工時には実横造体の温度応力を測定し、フレークアイスによるプレクーリングが温度ひびわれ対策として極めて有効であることを定量的に確認できた。 品質管理面の評価としては、当初要求された条件を十分満足するとともに、バラツキの少ないコンクリートを施工できたことから、品質の向上・安定化を目指した諸検討が確実に反映されたものと考えている。 |
PDFファイル名 | 016-02-1229.pdf |