| 種別 | 報告 |
| 主題 | リング+メッシュ型補強金物を用いたRC有孔梁のせん断実験 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 小林亮介（東京電機大学大学院） |
| 連名者1 | 立花正彦（東京電機大学） |
| 連名者2 | 中野清司（東京電機大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 16 |
| 号 | 2 |
| 先頭ページ | 377 |
| 末尾ページ | 382 |
| 年度 | 1994 |
| 要旨 | 1.はじめに 本報告はリング筋と金網によって構成される鉄筋コンクリート(以下RCと略記)有孔梁の簡易補強材(メッシュ状補強金物;図1参照)及び孔上下部に主筋とメッシュ状補強金物との間にU字型補強鉄筋(以下U字鉄筋と略記)を用いた単孔または2連孔を有するRC有孔梁のせん断破壊実験を行い、その破壊状況、耐力及び変形性状を検討し、この補強材のせん断補強効果について考察したものである。 5.まとめ メッシュ状補強金物を用いたRC有孔梁のせん断破壊先行型の実験により下記の結論を得た。 (1)最大耐力を支配するひび割れは、試験体により相違し、有孔無補強試験体では孔を45度方向に横切るせん断ひび割れで、有孔有補強試験体では補強筋量に関わらず孔上下部に発生するせん断ひび割れである。(2)孔周辺のせん断ひび割れは補強筋量が多いほど多数発生し分散する傾向にある。(3)2連孔試験体で孔径間隔比H0/H=2.8及び3.7(H0:孔間隔、H:孔径)で本補強金物で補強した場合、その破壊形状は単孔と同じ性状であり、2連孔にしてもその影響は認められない。(4)最大せん断耐力は補強筋量が多くなるほど増大し、またU字鉄筋を用いても最大せん断耐力は増大する傾向を示す。(5)有孔有補強試験体は実験変数に関わらず無孔梁のせん断耐力を上回り、RC無孔梁と同等またはそれ以上の耐力を有するものと考えられる。 |
| PDFファイル名 | 016-02-2062.pdf |