種別 | 委員会報告 |
主題 | コンクリート構造物の緑化設計法研究委員会報告 |
副題 | |
筆頭著者 | 長滝重義(東京工業大学) |
連名者1 | 半田真理子(建設省) |
連名者2 | 堀口剛(ジャグラス) |
連名者3 | 岡本享久(日本セメント) |
連名者4 | 二羽淳一郎(名古屋大学) |
連名者5 | 梅干野晁(東京工業大学) |
キーワード | |
巻 | 16 |
号 | 1 |
先頭ページ | 15 |
末尾ページ | 24 |
年度 | 1994 |
要旨 | 1.委員会活動の概要 コンクリート構造物の「緑化」はコンクリート構造物と自然との調和・融和を計る重要な手段であり、環境保全をコンクリート構造物の設計に取り組む有用な方法の一つである。 日本コンクリート工学協会ではこのような状況を踏まえて、1992年に「コンクリート構造物の緑化設計法研究委員会」を設置し、3つの作業部会が以下に示す課題を持って活動を行ってきた。 (1)「緑化したコンクリート構造物の景観評価」に関する作業部会:緑化したコンクリート構造物に対し、構造物を代表的な4領域に区分して、チェックリスト方式による評価方法を作成した。 (2)「コンクリート構造物への緑化による周辺環境への物理的効用」に関する作業部会:既往の関連文献から、緑化の効用として、水収支、温度、遮音・吸音、大気浄化、防風・誘風、防火、生態の7項目に分類して、それぞれの効用に関する研究成果を整理した。 (3)「コンクリート構造物の耐久性に対する緑化の効用」に関する作業部会:緑化によるコンクリート構造物の耐久性の向上に関する定量評価を検討した。内容としてJCI・C24「鉄筋コンクリート構造物の耐久性設計に関する考え方」に掲載されている設計例を利用して、緑化がコンクリートの中性化・塩害の抑制に及ぼす影響を定量化する試みを行った。 これらの課題は学際領域のテーマであり、委員にはコンクリートを専門にしている方々以外に、理学・農学を専門にしている方々にも参加していただいた。1992年から2年間に、本委員会が9回と、各作業部会が9回ずつ27回の計36回が開催された。 以下に名作業部会の活動成果の概要を報告する。 |
PDFファイル名 | 016-03-0004.pdf |