種別 論文
主題 減圧処理された高炉スラグ砕石コンクリートの諸特性に関する実験研究
副題
筆頭著者 大内千彦(関東学院大学)
連名者1 森島修(関東学院大学)
連名者2 綾亀一(関東学院大学)
連名者3 加藤清志(防衛大学校)
連名者4  
連名者5  
キーワード
2
先頭ページ 37
末尾ページ 40
年度 1980
要旨 1.まえがき
 高炉スラグ砕石は多孔質なものもあり、また一般に表面組織は粗である。本実験で行なった減圧処理高炉スラグ砕石コンクリートとは、セメントペーストと骨材界面との付着機構を大気圧差による機械的圧着作用で改善することを目的とした一手法である。すなわち、高炉スラグ砕石コンクリートを練りまぜ中にミキサ内で減圧し、所定の時間経過後瞬間的に大気圧にもどすことにより、普通コンクリートにおいては、約20%の圧縮強度増が得られた1)が、高炉スラグ砕石コンクリートにおいても材令28日で約850kg/cm2の高強度コンクリートが比較的容易に得られ、本報はそれらの圧縮強度特性とあわせて報告する。
5.むすび
 以上のことより、減圧処理された高炉スラグ砕石コンクリートについて以下のことを明らかにした。1)高炉スラグ砕石コンクリートを減圧処理することにより、セメント水比が同一の場合、圧縮強度が200〜500kgf/cm2において100〜150kgf/cm2程度大きく、単位セメント量が同一の場合、上記の強度範囲に対し圧縮強度が75〜130kgf/cm2増大することがわかった。2)高炉スラグ砕石コンクリートを減圧処理することにより、28日間標準養生で600kgf/cm2以上の圧縮強度が比較的容易に得られ、圧縮強度範囲150〜900kgf/cm2における諸物性値が天然骨材コンクリートとは明らかに異なることがわかった。
PDFファイル名 002-01-0010.pdf


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