種別 論文
主題 軽量コンクリート用骨材としてのALC破砕物の利用に関する研究
副題
筆頭著者 向井毅(明治大学)
連名者1 菊池雅史(明治大学)
連名者2
連名者3
連名者4
連名者5
キーワード
2
先頭ページ 61
末尾ページ 64
年度 1980
要旨 1.序
 本研究室では、かねてよりコンクリートの一層の軽量化を図る目的で、試作軽量骨材(ρ:1.0内外)などを用いて、より軽い構造用軽量コンクリートの研究を進めてきている。本報告は、この研究の一部をなすもので、ALC製品の製造過程で排出される不用ALCを破砕して得られた骨材を用いて、コンクリートおよびRC部材としての物性を実験検討し、より軽い構造用軽量コンクリートとしての適用性について、まとめたものである。
5.むすび
 本研究はコンクリートのより一層の軽量化を目途とし、併せて不用ALCの有効利用を図る観点より検討を行ったものである。検討結果をまとめると、大要次のことがいえる。1.ALCはジョークラッシャーで破砕することにより、ほぼ妥当な粒度配列の骨材とすることができる。2.コンクリートの軽量化を重視する場合は、ALC破砕骨材を粗骨材として使用することが有効である。しかし、物性を総合的に判断した場合、ALC破砕骨材は細骨材として用いることが望ましい。3.ALC破砕骨材を細骨材として用いた鉄筋軽量コンクリート部材では、軽量コンクリート2種を用いた場合に比べ、曲げ、付着性状ではほとんど差異はみられなかった。しかし、せん断耐力および変形などはかなりの性能低下がみられたことから、この種のコンクリートを構造部材に用いる場合は、せん断補強について十分な配慮が必要であるといえる。
PDFファイル名 002-01-0016.pdf


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