種別 論文
主題 ベントナイト−セメントペーストを用いたまぶしコンクリート
副題
筆頭著者 玉井元治(近畿大学)
連名者1 川東龍夫(近畿大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
2
先頭ページ 89
末尾ページ 92
年度 1980
要旨 1.まえがき
 まぶしコンクリートは、細骨材を用いず、粗骨材にセメントペーストをまぶし、主として経済性と空隙の拡大を狙ったものである。V.M.MALHOTRA(1)によるNo−Fines Concrete(N.F.C.)の歴史は、1852年、英国において、2戸の家が粗骨材とセメントを用いて建てられたのを最初とし、その後1950年代には、5階建の住居まで使用範囲が広げられた。1973年には、N.F.C.に関する規格がCANMETに定められ、実用化は一層進んでいる。我国においては、透水性ヒューム管への利用や志向的に共通点のあるR.C.D.Concreteおよび超貧配合コンクリートの報告があるのみでN.F.C.に関する研究は、殆んど見受けられない。V.M.MALHOTRA等の報告(2)(3)によれば、N.F.C.に使用されているセメントペーストの水−セメント比(W/C)の範囲は、コンシステンシーの点から(38〜52)%に設定し、比較的せまい値である。本研究は、セメントペーストにペントナイトを混入しW/Cの範囲を拡大すると共にN.F.C.の諸特性を改良すべく概して次の3点につき検討したものである。(1)粗骨材に付着するまだ固まらない各ペーストの特性をレオロジカルにとらえ、(2)ベントナイト−セメントペーストの圧縮強度および弾性係数につき検討し、(3)各種ペーストを用いたN.F.C.の圧縮強度、弾性係数、透水係数等につきペーストの諸特性と関連づけ論じたものである。
5.結び
 ベントナイト−セメントペーストは、コンシステンシーから考慮したN.F.C.の適応可能なW/Cの範囲を拡大するのみならず、硬化後の諸特性も著しく改善することを示唆するものである。
PDFファイル名 002-01-0023.pdf


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