種別 | 論文 |
主題 | 初期のモルタル膨張計測法の提案 |
副題 | |
筆頭著者 | 末永龍夫(鹿島建設技術研究所) |
連名者1 | 柿崎正義(鹿島建設技術研究所) |
連名者2 | 板垣謙一(電気化学工業) |
連名者3 | 本多信一(鹿島建設建築本部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 145 |
末尾ページ | 148 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき 初期のモルタル膨張を計測する方法としては、ASTM方法(C−827−75T)、米国工兵隊規格法(CRD−C−589−62)、建築学会法(JASS5T−701)等の方法がある。これらの判定方法は、測定者の技術および経験回数によって試験精度におよぼす影響が大きく一長一短がある。そこで、本報告は無収縮性モルタルの膨張性状を、前記に示した既往のモルタル膨張測定方法と筆者が提案するシリコン油による方法にて測定し、測定方法とモルタル温度(10℃、20℃、30℃)の相違による膨張率について比較検討を行ない、同時に最適な初期モルタル膨張計測法について述べたものである。 5.まとめ 初期のモルタルの膨張性状を各測定方法で測定した結果、提案するシリコン油による方法は、材令1日以内の初期のモルタル容積変化が測定できる、本方法は測定室が狭くてよい、測定装置が簡単で現場計測できるという点で実用的な初期モルタル膨張計測法と考えられる。今後は、試験精度をより高精度になるよう改善し、また養生条件が変化した場合の膨張性状についても検討を加えていきたい。最後に、試験に協力していただいた電気化学工業(株)の関係各位に感謝の意を表する。 |
PDFファイル名 | 002-01-0037.pdf |