種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの乾燥収縮機構に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 長滝重義(東京工業大学) |
連名者1 | 米倉亜州夫(広島大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 153 |
末尾ページ | 156 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの乾燥収縮については、今までの多数の研究によって、乾燥収縮に影響を及ぼす種々の要因が検討され、その機構についても、種々の説が示されている。現在は通常の環境条件下の中高湿度域においては、セメントゲル中の水分を含んだ空隙に生ずる毛細管張力によって乾燥収縮が生ずるとする毛細管張力理論が有力であり、1968年のRILEMの大会においても、この理論が認められているが、これを具体的に検討した研究報告は非常に少ない。コンクリートの乾燥収縮が毛細管張力によって生ずると考えた場合、毛細管張力は、コンクリートのセメントペースト中の細孔径の大きさとその量によって支配されると思われるので、コンクリートの水セメント比および製造時の養生条件を変えれば、細孔径および細孔容積の異なるコンクリートが得られ、これらのコンクリートの乾燥収縮、逸散水量および細孔径分布を調べることにより、毛細管張力と乾燥収縮との関係を検討することができると思われる。そこで、本研究では、以上の問題点を解明するため、コンクリートの水セメント比を19〜63%の広範囲にわたって変化させ、製造方法を普通養生、蒸気養生およびオートクレープ養生の3種とし、乾燥収縮ひずみ、重量変化および細孔径分布を測定して、乾燥収縮機構について検討した。さらに、乾燥収縮が毛細管張力による弾性変形とクリープ変形であることを検討するため、クリープ試験も行なった。 |
PDFファイル名 | 002-01-0039.pdf |