種別 | 論文 |
主題 | 立方体コンクリートの常温一軸、二軸、三軸圧縮クリープ実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 大岸佐吉(名古屋工業大学) |
連名者1 | 小野博宣(中部工業大学) |
連名者2 | 山川久(名古屋工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 169 |
末尾ページ | 172 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき コンクリート構造物が一軸方向だけから外力を受けることは稀であり、一般には複数の方向からの外力をうける。現在までのコンクリートの強度ならびに変形に関する諸研究は、単軸載荷の場合に集中しており、多軸の場合の研究は甚だ少ない。常温二軸圧縮クリープに関しては、A.D.Ross5)、また常温三軸圧縮クリープに対しては、I.J.Jordaan1)、2)、A.M.Neville3)、J.B.Newman4)および松下博通6)らの報告があるがまだ不明の点が多い。本研究は常温下で立方体コンクリートが一軸、二軸、または三軸方向から圧縮力をうけた場合の弾性変形とクリープ変形を実験的に解明する。又三軸ポアソン比等をも検討した。 5.まとめ 以上、立方体モルタルに関する常温下一軸、二軸、三軸圧縮荷重におけるクリープ試験結果をつぎの様に要約される。(1)二軸、三軸載荷における弾性ひずみは、各軸が等圧縮、不等圧縮を問わず一軸荷重の弾性ひずみ量から重ね合せによって求め得る。(2)同様に、二軸、三軸におけるクリープひずみは、各軸が等圧、不等庄を問わず、一軸載荷のクリープひずみから重ね合せ法で求め得る。(3)体積ひずみ度についても全く同様のことが成立する。(4)応力度に対するクリープひずみの線型性の成立範囲は、一軸載荷で強度の約1/3、三軸載荷で約1/2とみなすことができる。(5)三輪クリープポアソン比は一軸の場合より僅かに大である。 |
PDFファイル名 | 002-01-0043.pdf |