種別 | 論文 |
主題 | 流動化コンクリートのコールドジョイントに関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 奥野亨(竹中技術研究所) |
連名者1 | 和泉意登志(竹中技術研究所) |
連名者2 | 嵩英雄(竹中技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 185 |
末尾ページ | 188 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき 流動化コンクリートは、軟練りコンクリートの品質の改善および良好な施工性の確保を目的に、「高性能減水剤遅延工法」1)として昭和50年に最初に実用化されて以来、わが国の建築工事に普及しつつある工法である。またその概要については昨年度に報告したが、流動化後のスランプ低下の経時変化が大きいことによる2)3)コールドジョイントの発生が施工上の最も大きな問題点としてあげられている。本研究は夏期における流動化コンクリートのコールドジョイントを評価することを目的として、実験室における打継ぎ部の曲げ強度に及ぼす異国の影響、実験室実験の結果に基づくレデーミクストコンクリートの現場における打継ぎ部の曲げ強度性状および実大壁体に打設した場合の打継ぎ部の性状を検討したものである。 4.まとめ 夏期における流動化コンクリートのコールドジョイントを評価することを目的として、打継ぎ部の曲げ強度性状および実大壁体の打継ぎ部の性状を検討した結果、1)打継ぎ1時間では標準コンクリートに比較し、曲げ強度の低下率は大きいが、曲げ強度は打継ぎ2時間でも同等以上てある、2)実際の施工において、JASS−5で規定されている打込みにおける打継ぎ時間間隔および締め固め方法で行なえばコールドジョイントの欠陥を防止できる、ことが判った。従って、夏期でも流動化コンクリートは通常のコンクリートの場合と同様な施工でよいと考えられる。なおコールドジョイント部の漏水については、実際の拘束条件を考慮した検討が必要であろう。 |
PDFファイル名 | 002-01-0047.pdf |