種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維吹付けコンクリートのはね返り率、強度に及ぼす諸因子 |
副題 | |
筆頭著者 | 山川純雄(住友金属工業中央技術研究所) |
連名者1 | 白川潔(住友金属工業中央技術研究所) |
連名者2 | 小山清一(住友金属工業中央技術研究所) |
連名者3 | 能勢博司(住友金属工業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 217 |
末尾ページ | 220 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき 最近、鋼繊維補強コンクリートの吹付け工法への適用が活発に行なわれ1)、施工性や吹付け後の強度特性等につき詳細な検討がなされている。しかしながら、吹付けに適した鋼繊維の形状寸法については、吹付けコンクリートの物性(はね返り率、強度等)が非常に多くの要因(吹付け機種、施工条件、配合等)に左右されるため、不明な点が多い。他方、吹付け機の能力差により、鋼繊維吹付けコンクリートの物性(付着率)が極端に変化するとの報告もある2)。以上の観点から、吹付けコンクリートに適した鋼繊維の形状寸法ならびに吹付け条件を検討するため、実機規模の原理模型吹付け機(湿式)を試作し、はね返りならびに硬化後の諸特性を調査した。 4.まとめ (1)SFRMのはね返り率を小さく且つ強度を向上させるためには、吹付け条件としてのモルタル吐出量Vm、空気量Vaの比Vm/Vaを2%前後にするのが良い。(2)吹付けに適したSF形状寸法としては、はね返り率、SF付着率及び曲げ強度等をもとに評価するとl=20〜35、l/de≧48が望ましい。また、高い靱性(曲げタフネス)が要求される場合には、施工が可能な限り長さが長く且つ断面の大きいSFを使用する方が効果的である。 |
PDFファイル名 | 002-01-0055.pdf |