種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強コンクリートの吹付け工法への応用に関する諸検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 中原康(鹿島建設技術研究所) |
連名者1 | 中里吉明(鹿島建設技術研究所) |
連名者2 | 西村計一(鹿島建設技術研究所) |
連名者3 | 須藤英明(鹿島建設技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 221 |
末尾ページ | 224 |
年度 | 1980 |
要旨 | I.まえがき 鋼繊維補強コンクリート(SFRC)の用途の1つに吹付け工法によるトンネル一次ライニングやトンネルライニング補修などへの応用が挙げられる。吹付け工法では、付着したコンクリートの配合が練りまぜ時と異なるのが一般的であり、吹付けSFRCの適用にあたっては、単に施工が可能であるのみでなく、所要の鋼繊維付着率を確保し、優れた強度や靱性が得られるよう、使用吹付け機の種類や鋼繊維の形状寸法、混入率、マトリックスの配合などに関する事前の十分な検討が必要てある。筆者らはこれまで吹付け方式としての湿式の有意性に着目し、湿式による吹付けSFRCに関する一連の開発研究を進めてきたが、近年、乾式でも吹付け機の機構や吐出性能の向上が図られ、SFRCの施工例も発表されている。また最近、各種の鋼繊維も市販されるようになってきている。こうした状況から、今回、吹付け機の種類並びに鋼繊維の形状寸法を要因として取上げ、吹付けSFRCの施工性や物性について乾式を主体とした一連の実験を行った。ここではその検討結果について報告する。 IV.あとがき 以上、吹付けSFRCの施工性や物性に影響を及ぼす要因として吹付け機の種類及び鋼繊維の形状寸法を取り上げ、一連の実験検討の結果を報告した。しかし、一般に吹付け工法によるコンクリートの物性は今回取り上げた吹付け機の種類や材料(今回は鋼繊維のみであるが)のほか、ノズルと吹付け面との距離や角度、吹付け圧力、水量調節の適否等の施工時の条件によっても異なるものであり、これらの施工時の条件が吹付けSFRCの物性に与える影響についても、今後、さらに検討を進めていく必要があろう。 |
PDFファイル名 | 002-01-0056.pdf |