種別 | 論文 |
主題 | ポリマーセメントコンクリートの配合設計試案 |
副題 | |
筆頭著者 | 大浜嘉彦(日本大学工学部) |
連名者1 | 西村正(W.R.グレース) |
連名者2 | 三宅豊久(日本大学工学部) |
連名者3 | 真野孝次(建材試験センター) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 245 |
末尾ページ | 248 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.はじめに ポリマーセメントコンクリートは、水硬性セメント、セメント混和用ポリマーディスパージョン、骨材及び水の混合物であり、普通コンクリートとほぼ同様に製造、施工され得る。最近、この種のコンクリートの耐震壁、防水屋根スラブ、耐食構造部材などへの利用に対する関心が高まっている。ところで、ポリマーセメントコンクリートを実際の構造物に利用しようとする場合、その配合設計資料や配合表があれは便利であることは言うまでもない。床材、防水材、接着材及び防食材など、主に仕上げ材として広く使用されているポリマーセメントモルタルの配合設計法は、既に、大浜により提案されている1)。しかしながら、ポリマーセメントコンクリートの配合設計に関する報告はほとんどなく、ポリマーセメントコンクリートの発展のためには、その配合設計法の確立が必要と考えられる。そこで、本研究は、ステレンブタジエンゴムラテックスを用いたポリマーセメントコンクリートの一連の配合について、スランプ、空気量及び圧縮強度試験を行い、これらの結果をもとにして、ポリマーセメントコンクリートの配合設計法を提案するものである。 6.総括 SBRラテックスを用いたポリマーセメントコンクリートについて、「スランプ制御因子」φを用いた実用スランプ算定式、「結合材−空げき比」αを用いた実用圧縮強度算定式並びに水セメント比と単位セメント量計算図を利用し、図−5に示す手順に従ってその配合設計法を提案することができた。今後、市販の各種混和用ポリマーディスパージョンを含むコンクリートについても、本研究で提案した配合設計法が適用可能か否かを検討する予定である。 |
PDFファイル名 | 002-01-0062.pdf |