種別 論文
主題 ポリマーセメントモルタルの難燃性
副題
筆頭著者 大浜嘉彦(日本大学工学部)
連名者1 鈴木清司(日本大学工学部)
連名者2 尾沢秀夫(日本大学工学部)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
2
先頭ページ 253
末尾ページ 256
年度 1980
要旨 1.はじめに
 一般に、ポリマーセメントモルタルは、普通セメントモルタルと比較して、接着性、防水性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐薬品性などに優れており、最近では、建築分野において、床材、防水材、接着材、防食ライニング材などの仕上げ材として広範に使用されている。しかしながら、ポリマーセメントモルタルは、その構成成分として合成樹脂やゴムのようなポリマーを含んでいるため、火災時の性状についての問題点が指摘されることが多い。そこで、本研究は、各種のポリマーセメントモルタルについて、JIS A 1321(建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法)に規定する基材試験及び表面試験を実施し、その難燃性を検討したものである。
6.総括
 以上の試験結果を総括すれば、次の通りである。(1)ポリマーセメント比5%から20%のポリマーセメントモルタルの難燃性は、JIS A 1321の規定によれば、難燃1級から難燃3級の範ちゅうに入り、ポリマーセメント比5%では、いずれのポリマーセメントモルタルも難燃1級となる。(2)ポリマーセメントモルタルの難燃性は、使用するポリマーディスパージョンの種類によって異なり、ポリ酢酸ビニルエマルジョンを用いたポリマーセメントモルタルは、良好な難燃性を与える。(3)ポリマーセメントモルタルを建築材料として用いる場合は、ポリマーディスパージョンの種類やポリマーセメント比を適切に選択することが重要である。
PDFファイル名 002-01-0064.pdf


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