種別 | 論文 |
主題 | 超軽量骨材を用いたレジンモルタルの2、3の実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 川上洵(秋田大学) |
連名者1 | 徳田弘(秋田大学) |
連名者2 | 加賀谷誠(秋田大学) |
連名者3 | 吉永昌三(秋田大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 257 |
末尾ページ | 260 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1 まえがき セメントコンクリートを複合材料の観点から考えると、その大半を占める骨材と結合材であるセメントペーストにより構成されている。すなわち、骨材の容積でほぼ65〜80%1)を占め、残りはセメントペーストであり、したがって、骨材がコンクリートの物理的性質に与える影響は大きいと考えられる。一般に、軽量骨材ではその強度が結合材の強度より小さく、コンクリートの強度は結合材の強度に大きく影響される。したがって、コンクリートの軽量化をはかるため、単位骨材量を増すとその強度は低下する。軽量でかつ強度の大きなコンクリートを得るには、骨材の比重が小さく、高品質であることに加えて結合材が高強度であることが要求される。本研究は、軽量かつ強度の大きいコンクリートを得るために、骨材として超軽量骨材を、また結合材として比較的高強度のレジンを用いた超軽量骨材レジンモルタルに関して2、3の実験を行い、考察したものである。 4 まとめ 配合と強度の関係は、使用する骨材の種別およびそれらの組み合わせによっても異なるが、最大強度を示す配合は、人工軽量骨材レジンモルタルの場合とほぼ一致し、その骨材/レジンの容積比は2〜3.5であった。また、ある程度以上の強度を期待するためには、骨材間にレジンが均一に分布しなければならないと考えられることより、上述の配合がそれに相当すると思われる。圧縮強度と単位容積重量および曲げ強度の関係より、従来のセメントコンクリートでは得ることの難しかった軽量でそして強度の大きいコンクリートを製造することが可能であると考えられる。 |
PDFファイル名 | 002-01-0065.pdf |