種別 | 論文 |
主題 | コンクリート部材のねじり疲労性状に関する基礎的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 児島孝之(立命館大学) |
連名者1 | 阪正行(立命館大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 289 |
末尾ページ | 292 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき コンクリート部材の疲労性状についての研究は1903年のVan Ornum1)の無筋コンクリートに関する研究にはじまり、その後無筋コンクリート、鉄筋コンクリート部材、鉄筋、プレストレストコンクリート、PC鋼材等についての広範囲の研究が現在に至るまでになされてきている。最近においては、コンクリート構造物の設計法が限界状態設計法あるいは終局強度設計法に移行してきており、これに伴ないコンクリート部材の疲労問題も再び関心が高まっている。現在までに実施された疲労実験では、無筋コンクリート、鉄筋、PC鋼材等では一軸応力下に関するものが多く、コンクリート部材では曲げ載荷に関するものが多く、せん断に関するものは比較的少ない。さらにねじりによる疲労実験はほとんど報告がなされていないのが現状である。一方この数年来道路橋鉄筋コンクリート床板におけるひびわれ破損・破壊が問題となっているが、その原因が道路橋床版特有の移動輪荷重にあることが指摘された2)。このひびわれの進展には繰返し作用するせん断やねじりモーメントの影響が大きいものと考えられ、使用限界状態下におけるねじり疲労の問題として興味がもたれる。本研究はコンクリート部材のねじりによる疲労性状についての基礎的データを得ることを目的として、無筋コンクリート、鉄筋コンクリートおよびプレストレストコンクリート小型はりによるねじり疲労実験を実施した結果の報告である。 |
PDFファイル名 | 002-01-0073.pdf |