種別 | 論文 |
主題 | ショットクリート吹付けによる既存鉄筋コンクリート部材の補強に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 大久保全陸(九州芸術工科大学) |
連名者1 | 東洋一(東京都立大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 317 |
末尾ページ | 320 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.はじめに ショットクリート工法は、わが国では土木工事における斜面の法面保護やトンネル内のライニング工事で多く用いられているが、建築工事に対しては特殊な場合に限られており応用例が少ない。また、この工法の補強工事への応用は、既存RC造建物の耐震補強や過大たわみスラブの補修補強に対してこれまで机上案ではとり上げられていたが、この方法によつた場合の部材としての力学的特性に関する資料の不足から応用例も少ない。1)、2)本研究は、既存のRC部材の補強にショットクリート工法を用いた場合の部材の力学的特性に及ぼす補強効果を検討し、補強設計法確立のための基礎的資料を得ることを目的とするものであり、本報告ではこの目的のために行なわれた2つの実験結果(スラブの剛性回復を目的とした補強実験、はりのせん断強度改善を目的とした補強実験)について報告する。 4.結び 本報告では、スラブの剛性回復とはりのせん断強度改善にショットクリート吹付け工法を応用することの力学的可能性について実験を行なつて検討した。実験結果は、ショットクリート工法が既存RC部材の補強方法の一種として応用し得る場合もありうることを示していると考えられるが、本実験はまだ予備実験的性格の強いものであり、更に多くの実験資料の蓄積が必要であると考えている。 |
PDFファイル名 | 002-01-0080.pdf |