種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの凍結融解促進試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 石田宏(岩手大学) |
連名者1 | |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 349 |
末尾ページ | 352 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの耐久性、特に凍結融解に対する抵抗性に影響を与える要素は、一般に構造物がおかれる環境、ならびに気象作用のほかにコンクリートをつくるために用いた材料や、施工の良否に関係することはよく知られている。この凍結融解作用によるコンクリートの劣化に関する試験はASTMの凍結融解試験方法を準用していて我国ではいまだにJISに規定されていないのが現状である。在来から行なわれているこの試験方法は大型の試験装置であるため、より簡易でかつ劣化の状態を迅速に求めることができること、ならびにコンクリートの内部がどのように劣化するかを検討することも有意義と考えられたので、簡易な促進試験方法の一案について検討したことを報告する。 7.あとがき 凍結融解試験方法の一案として簡易な促進試験方法についての検討を行なった結果、より小規模な設備で試験できることがわかったので試験装置の開発とともにさらに検討する必要がある。また、野外におけるコンクリートの凍結融解に対する劣化との関係を求めるには在来の方法よりも有利であると考えられる。この点に関し検討中であり、まとまり次第報告する予定である。本試験では水中における凍結融解試験であるが薄片状供試体の場合は十分湿潤状態にするとほぼ同様な結果となることがあきらかとなったが、さらに検討する必要がある。 |
PDFファイル名 | 002-01-0088.pdf |