種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリートばりのせん断抵抗機構に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 野口博(千葉大学) |
連名者1 | 落合正雄(千葉大学) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 2 |
号 | |
先頭ページ | 441 |
末尾ページ | 444 |
年度 | 1980 |
要旨 | 1.はじめに 鉄筋コンクリート部材の斜めひびわれ発生後の主なせん断抵抗要素として、圧縮部コンクリート、主筋のダポ作用、ひびわれ面の骨材のかみ合い、せん断補強筋が挙げられる。個々の抵抗要素の役割については、Baumann、1)Kani2)、Taylor3)4)、神山5)、小倉6)、野村7)による研究などがあるが、せん断補強筋の有無による抵抗機構の変化などせん断抵抗機構全体に関する研究が少ない。また池田が指摘している8)ように、せん断抵抗機構に及ぼす鉄筋の付着の影響も少なくない。本研究では、最も基本的な単純ばりについて上記の4つのせん断抵抗要素を出来る限り分離して把握する実験を行ない、肋筋の有無による抵抗機構の変化を検討することを目的とした。 5.むすび 肋筋のない単純ばりでは、(C):53〜85%、(D):耐力付近で約20%、(A):30%以下であった。吊り上げ肋筋はダボの強度と剛性を増大させ、(C)、(A)を減少させる。肋筋比の増加は(C)の減少と(S)の増大をもたらす。又、肋筋がある場合、(A)の荷重−変形曲線への影響は小さいことが認められた。今後、解析的な面からも検討していきたい。 |
PDFファイル名 | 002-01-0111.pdf |