| 種別 | 論文 |
| 主題 | 繰返しせん断力を受けるコンクリート充填角形鋼管柱の復元力特性に及ぼすせん断スパン比の影響 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 崎野健治（九州大学） |
| 連名者1 | 富井政英（九州大学） |
| 連名者2 | 石橋久義（九州大学） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 2 |
| 号 | |
| 先頭ページ | 481 |
| 末尾ページ | 484 |
| 年度 | 1980 |
| 要旨 | 1.研究目的 鉄筋コンクリート柱の脆性破壊の改良を目的として、筆者らはコンクリート充填角形鋼管柱の研究を行なつている。現在までの研究によると、定軸力のもとで単調せん断力を受ける場合、せん断スパン比a/Dが2以上の場合は曲げ破壊を生じるが、a/Dが1の場合は、充填コンクリートには対角線方向の斜めひゞ割れが生じ、曲げせん断破壊をおこすことがわかつてい1)。単調載荷の場合、破壊性状にこのような違いがみられることから、繰返し載荷の場合ではa/Dの違いにより復元力特性が異なつてくることが予想される。以上のことから、本論は繰返し載荷時の復元力特性に及ぼすせん断スパン比の影響を実験的に明らかにすることを目的とする。 5.結論 i)繰返しによる耐力低下：軸力比N/N0が大きくなるほど顕著になり、N/N0≒0.5の場合で長大せん断力の50％〜65％にまで低下する。ただし、この場合変位振幅が2％以上の繰返しで耐力の上昇がみられた。耐力低下の割合はせん断スパン比a/Dが小さい方がむしろ小さい。ii)ループの形状：N/N0が0の場合を除き紡すい形となり、a/Dの影響はほとんど見られない。iii)終局耐力：a/Dが1の場合は破壊状況、計算値との比較から曲げ耐力を充分発揮しているとは言い難いが(計算値より10％ほど小さくなることがある)、a/Dが1.5、2の場合はほぼ曲げ耐力を発揮している。 |
| PDFファイル名 | 002-01-0121.pdf |